統合看護実習が終了しました。
4回生では約4週間という長い期間、在宅看護実習が行われます。
在宅療養者と家族の関わりを通じて療養環境と健康・生活ニーズに応じた看護援助の実際について学習しました。看護過程を展開する経験を通じて在宅看護への関心と意欲が高まった実習となりました。
在宅ゼミにようこそ!
今年度は在宅看護ゼミに新たな学生が12名加わりました。今年度は大所帯となりますので活発な議論が期待できそうです。
在宅看護実習、研究活動を通して、共に看護を深めていきたいと思います。
新たなメンバーが加わりました!
2019年度は、新たに助教1名と大学院博士課程の院生1名と大学院修士課程の院生2名を在宅看護学領域に迎ました。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
学位記授与式が執り行われました
3月22日(金)に、平成30年度兵庫県立大学学位記授与式が神戸国際会館にて執り行われました。
大学院博士前期課程の塩川ゆりさんに修士(看護学)が、また学部4回生在宅看護学ゼミ生に学士(看護学)が授与されました。
学位授与式後には学生主催の盛大で華やかな謝恩会に参加し、心に残る楽しい時間を過ごせました。皆様の今後のご活躍を祈念しております。
修士修了生の岩吹さんが在宅看護専門看護師(CNS)として新規認定されました
昨年度大学院博士前期課程を修了された岩吹隆子さんが、2018年度専門看護師認定審査に合格し、在宅看護専門看護師として認定されました。
すでに訪問看護師として日々在宅療養の現場でご活躍されている岩吹さんですが、今後の益々のご活躍を祈念しております。
平成30年度修士論文発表会が開催されました
2月28日(木)に平成30年度兵庫県立大学大学院看護学研究科修士論文発表会が開催され、修士課程2回生の塩川ゆりさんが発表を行いました。
在宅医療の課題に対し、ケアの受け手である在宅療養者からの切実な声を真摯に捉えた素晴らしい発表でした。
修士論文発表会の予演会を行いました
2月28日(木)に開催される平成30年度兵庫県立大学大学院看護学研究科修士論文発表会に向け、修士課程2回生塩川ゆりさんの修士論文発表会予演会が行われました。
2年間熱心に取り組まれた研究成果に対し、活発な質疑応答、意見交換が行われました。本番の発表を心待ちにしています。
大学院看護学研究科博士前期課程(修士)の追加募集
大学院看護学研究科博士前期課程(修士)の追加募集を行います。
出願期間は平成31年2月22日(金)~3月1日(金)、入試日は平成31年3月14日(木)です。
詳細は下記URLよりご覧ください。皆様のご応募をお待ちしております。
高度看護実践コース「在宅看護方法論Ⅰ」摂食嚥下ケアの特別講師をお呼びしました
11月上旬、医療法人社団更正会草津病院 摂食嚥下障害看護認定看護師の中村清子先生に本学にお越し頂き、特別講師として、摂食嚥下障害のある在宅療養者とその家族への自立促進に向けたケアについてお話いただきました。
御講義では、摂食嚥下障害の病態生理の詳細な理解から始まり、舌機能に影響する中枢性の薬物とその薬物動態、認知症や抑うつ状態にある療養者への摂食嚥下支援、嚥下筋のサルコペニアなど、高度実践看護に必要な深い知識と最新の医療情報についてご教授くださいました。さらに、摂食嚥下障害をもつ療養者の退院支援場面を取り上げ、困難事例への対応についてもご教授いただきました。
演習においては、各自が聴診器を持ち寄っての頸部聴診演習や、自宅にあるバスタオル等で出来る安定した座位姿勢の保持の技術演習、様々な嚥下マッサージ演習、スライスゼリー等様々な食事介助演習、トロミ飲料作成・試食演習(1%、2%)等々・・・、ここには書き切れない程の数多くの高度なフィジカルアセスメント技術、看護技術についてご教授頂きました。
現場を経験してきたCNSコースの大学院生にとっても、日頃の実践を振り返り、最新の医療情報に触れる機会となり、積極的に質問が飛び交う有意義な時間となりました。中村清子先生、本当にありがとうございました。
高度看護実践コース「在宅看護方法論Ⅰ」兵庫県立柏原病院の臨床講義に行ってきました
11月中旬に、CNSコースの院生3名と教員が兵庫県立柏原病院へ伺い、秋田穂束院長先生より、中山間地域における在宅医療についてお話を伺うことが出来ました。
県立柏原病院の立地する丹波市は、面積493km2、森林が多くを占める緑豊かな中山間地域です。主な産業は農業と林業で、黒豆が有名です。平成29年度現在、人口は6万5千人、高齢化率は32.4%で、全国平均と比較して特に労働者人口が少ないのが特徴です。
療養者や家族の自立を促進するケアを提供するためには、在宅医療体制そのものの持続可能性も重要となります。秋田院長先生のお話では、丹波市における疾病構造と地域特性、柏原病院における地域医療崩壊時代からの回復の歩み、既存資源を活用したフレイル・認知症予防の計画、中山間地域において大きな課題となる医療人材確保と人材育成の歩み、多職種連携の質を変革する取り組み、またこれらの実践の根底に流れる病院理念に関するお話など、これまで柏原病院で取り組まれてきた様々な取り組みと、これから先を見据えた“夢”を語ることの重要性についてもお話を伺いました。
午後からは、地域医療連携課長兼看護師長の井口綾子先生より、介護予防を重視する観点から、継続看護外来における入退院支援PFM(Patient Flow Management)の実際、丹波圏域におけるケアマネジャーと病院の連携を密にするために構築された引き継ぎルール、そして、院内外の多職種が集まって行う地域連携ミーティングの実際についてお話をいただきました。井口先生の、「治すための看護」だけでなく「生きることを支える看護」へという言葉が印象に残りました。
実際の現地に赴き、紅葉美しい丹波市を後にしながら、病院における新たな取り組みには県や市との連携・協力が大きな推進力になっていることも感じました。
柏原病院の特別講師の先生方、ご協力下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
県立病院院長
秋田穂束先生
地域医療連携課長兼看護師長
井口綾子先生