看護学部
何らかの疾病や障害を持ちながら在宅で療養生活を送る人々への看護について、
2年次から講義・演習・実習を通して学んでいきます。
<2年次> 在宅看護論
在宅看護が必要とされる社会的な背景、在宅看護の概念、対象、活動の場および活動方法について講義で学びます。
<3年次> 在宅援助技術論、生涯広域健康看護実習(在宅看護)
在宅看護の対象者と家族への援助の実際について講義・グループワークで学び、代表的な援助技術について演習で学びます。 その後、訪問看護ステーションで2週間の実習を行います。
在宅援助技術論【在宅中心静脈栄養法】
在宅援助技術論【在宅経腸栄養法】
<4年次> 統合看護(統合実習・実践研究)在宅看護
ゼミ形式での研究的視点を持っての学習、4週間の訪問看護ステーションでの実習を経て実践研究をまとめながら看護の総合的な能力を高め、 実践を向上させる姿勢および研究的な態度を養います。
統合看護実習
統合看護実習
在宅看護活動論
2022年の新入生より新カリキュラム「在宅看護活動論」が始まります。
看護学研究科博士 前期課程
<高度実践看護コース>
兵庫県立看護大学大学院修士課程では、全国に先駆けて専門看護師の育成に取り組んできました。
現在、兵庫県立大学大学院看護学研究科に継承されています。
在宅看護専門看護師を養成する大学院は全国で18校あり、2022年12月現在で全国に115名登録されています。そのうち6名が本学院の修了生です。
本コースでは、在宅看護の利用者・家族に関連する高度な専門知識・理論、技術を学び、倫理的判断・医学的判断に基づく的確なニーズの把握、
看護計画の立案、サービスの組み立て・提供および地域ネットワークの構築と社会資源の開発ができる高度な在宅看護実践能力を修得します。
<研究コース>
在宅看護領域における高度な専門知識・理論・技術を広く学び、基礎的な研究手法および、 在宅看護学領域で探索が必要な課題について取り組む能力を修得します。
<過去の修士論文テーマ>
令和4年度 |
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令和2年度 | 心不全療養者の訪問看護導入における看護師の臨床判断 ー外来看護に焦点をあててー |
令和元年度 |
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平成30年度 | 外来医療から訪問医療に変わるがん療養者が経験する移行のプロセス |
平成29年度 | 訪問看護における在宅療養移行支援の現状 -慢性疾患をもつ独居高齢者の療養生活の継続にむけた実践事例から- |
平成28年度 | 在宅認知症高齢者の家族支援に対する在宅ケア専門職の実践と家族介護者の認識 -訪問看護導入事例の分析より- |
平成28年度 | 継続的な医療的ケアを必要とする患者・家族の在宅移行支援における病院と在宅の看護職間の情報共有をめぐる退院調整看護師の役割 |
平成25年度 | 在宅ケアにおける保健医療福祉の専門職がとらえている他職種連携 |
平成23年度 | 要介護高齢者の安全を守る訪問看護実践の特徴と構造 -独居及び日中独居高齢者に焦点をあてて- |
平成22年度 | 在宅高齢者の看取りにおける家族支援 -家族看取り支援モデルを用いた家族支援の検討- |
<過去の博士論文テーマ>
令和3年度 | 与薬に関する訪問看護師とヘルパーの連携モデルの構築 |
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令和元年度 |
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看護学研究科博士 後期課程
保健医療福祉制度の健全な持続を目指した在宅チーム医療および在宅看護の方法論を研究、開発できる能力を習得し、 在宅看護の学問的体系化に貢献できる能力を養います。